EU離脱で大儲けした人、大損した人の違いとメカニズム

EU離脱で大儲けした人、大損した人

2016年6月のイギリスのEU離脱をめぐる国民投票は、事前の残留派優勢という予想とは裏腹に、僅差で離脱派が多数となり、イギリスのEU離脱をめぐる動きが本格化した。これを受けて外国為替市場や株式市場は記録に残る急落したが、この急変を上手に活用した人は数千万円単位から数億円もの利益を得ている。EU離脱で大儲けした人と大損した人には、どのような違いがあったのか、その違いとメカニズムを見てみよう。

一時のパニック売りだった相場の急落

さて、日経平均株価は1,200円を超える下落を記録し、歴代8位(2016年8月29日時点)の下落となり、外国為替市場ではポンド/円(GBP/JPY)が1時間で27円、ユーロ/円(EUR/JPY)が5円、ドル/円(USD/JPY)が3.5円とこれまた記録的な変動となった。特にふだんから値動きの荒いポンド/円(GBP/JPY)の値動きの幅は大きく、数週間から数ヶ月かかる値動きをわずか1時間で成し遂げ、多くのFXトレーダーを阿鼻叫喚に叩きこむこととなる。
しかしその後の外国為替市場や株価を見ると、どちらもその後1ヶ月程度で戻しているため、国民投票前後の市場の値動きは、典型的なパニック売りの様相を呈することとなった。

今後の世界情勢に大きな影響を与える結果にもかかわらずわずか1ヶ月程度で値を戻した原因としては、投票の決定から実施までかなりの期間があり、複数回おこなわれた世論調査では残留派・離脱派のどちらが優勢かはその時々で入れ替わる混戦模様だった。そのため、株式市場や外国為替市場では事前にある程度の折り込みが済んでいたため、比較的短期間で値を戻すことを可能としていたと考えられる。

EU離脱で大儲けした人、大損した人

さて、気になるのがEU離脱をめぐる取引でどのように損をした人、儲けた人が出たのかということだ。一言でまとめてしまえば、離脱すると踏んで売り(ショート)をしていたトレーダーは大儲けに成功し、残留にかけて買い(ロング)をしていたトレーダーが大損をすることになったといえる。ツイッターや匿名掲示板の書き込みから、いくつか具体例を見てみよう。

NZD/JPYのロングを3000枚、AUD/JPYのロングを500枚の取引を強制ロスカットで-1億7911万円の損失確定。その前のZAR/JPYの-3億4000万、EUR/USDの-7500万、NZD/JPYとAUD/JPYの5月の損切りと合わせて-1億9100万円。
今日という日を待っていた~~^_^7,600万円がリーマン後、文無しからの12,000円→15億円のプラス。

離脱決定で大損、その後リバウンドはないと思ってSしたらさらに損失が拡大。今日1日で67万円損しました。
一橋経済卒で、在学中にEU関連の授業をいっぱい取った私がこの有り様です。まさか観光と金融とスポーツと名門大学くらいしかないあの国が本当に離脱するとは思いませんでした。もうFXは辞めて仕事一本に専念します。

投資歴は1年、資産は200マンで今回で一気にプラス300マン。今、139をSして50万近くマイナス。

2千万突っ込んで計8億円の損失だわ。このあと人身事故のニュースがあったら俺だと思ってくれ

すみません。今日のお昼頃うちの猫の手がマウスのボタン当たってしまい100.35Sを50枚ポジってしまったのですが、この場合って錯誤の無効?ってのでキャンセルできませんか?私に取引の意思はありませんでした。

おわりに

このように国民投票の結果はFXトレーダーを中心として様々な悲喜劇をもたらしたが、実際の交渉が本格化するのはこれからであり、今後も何らかの理由により急変する可能性は小さいものではない。
今後も大きな変動と利益の機会に備えて、ある程度の準備をしておくことはトレーダーとして成功するためには欠かせないと言えそうだ。

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